2007年11月15日
ベルクマンの法則
初めて聞いた法則です!
ベルクマンの法則はカール・ベルクマン(Carl Bergmann)が1847年に発表したものであり、「恒温動物においては、同じ種でも寒冷な地域に生息するものほど体重が大きく、近縁な種間では大型の種ほど寒冷な地域に生息する」というものである。これは、体温維持に関わって、体重と体表面積の関係から生じるものである。類似のものにアレンの法則がある。
例えばよく例に挙げられるものに、アジア大陸のクマがある。熱帯に分布するマレーグマは体長140cmと最も小型で、日本からアジアの暖温帯に分布するツキノワグマは130-200cm、温帯から寒帯に生息するヒグマは150-300cmにも達する。また、日本国内のシカは北海道から慶良間島まで分布するが、北海道のエゾシカが最大であり、ケラマジカが最も小柄である。
この現象の理由は、体温保持との関わりで説明される。恒温動物は、常に体温を一定に保つために体内では常に熱を生産している。この熱は、筋運動やさまざまな代謝によって生み出される。他方、体表面からは熱が放出され、それを促進するためには発汗による気化熱が利用される。したがって、体内での熱生産量はほぼ体重に比例し、放熱量はおおよそ体表面積に比例する。つまり、体長に対して放熱量は体長の2乗に、熱生産量は体長の3乗に比例する。これは、体長が大きくなるにつれて体重当たりの体表面積は小さくなることを意味する。
温暖な地域では、体温を維持するためには放熱を十分に行う必要があるから、体重当たりの体表面積は大きくなければならず、小型であるほうがよい。逆に、寒冷な地域では放熱は簡単であり、むしろ、体温を維持するためにはそれを抑える必要があり、そのためには大型であることが適応的なわけである。
なお、変温動物においては体温維持の必要がないが、やはり暖地と寒冷地とで、動物の体格に差がある例がある。日本ではコオロギなどに、寒冷地に行くほど小型のものが生息する傾向が見られる。このような現象を、逆ベルクマンの法則ということがある。これは、寒冷地では活動できる時間が短いので、成虫になるまでに摂取できる食料が少ないためと言われる。さらに、小型のスズムシ類では、本州南部では年3回発生、北部では年2回発生する種があり、この場合、本州南部から北に向かうにつれて小型の個体が生息するが、年2回になる境界線を越えると、一旦大きな個体が現れ、そこから北へ、ふたたび次第に小型になってゆく現象があると言う。
(以上、ウィキペディアより引用)
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